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2021.09.02 公開

食べ過ぎ(過食)の原因とは?根本から対処するには?

食べ過ぎ(過食)の原因とは?根本から対処するには?
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食べ過ぎは太るだけでなく、健康にも影響を及ぼします。

健康のためにも、食べ過ぎは要注意なのです。

ここでは、食べ過ぎてしまう根本の原因と体への影響を解説し、どうしたら食べ過ぎを防ぐことができるのかについてお話します。

食べ過ぎ(過食)の原因とは?


酵素がたくさん含まれているものを食べていれば、体は自然とその人にとって適した食事量になります。

過食になってしまう人が感じている「飢餓感」は、体が本当に必要なビタミンやミネラルなどの栄養や酵素を含まない食べものばかりをとっていることが原因なのです。

酵素不足

食べすぎてしまうのは、お腹が満たされないから食べているのではなく、ビタミンやミネラルといった微量栄養素や酵素を求める体の飢餓感にせきたてられているのです。
また、酵素が足りていても、微量栄養素が不足しているために飢餓感を感じる人もいます。

微量栄養素とは、主にビタミンやミネラルですが、これらは「コエンザイム(補酵素)」といってエンザイム(酵素)が体内で十分に働くために必要不可欠な栄養素です。

ただ、こうしたコエンザイム(補酵素)の必要量は、実はそれほど多くはありません。

野菜や果物を含めてバランスの良い食事をしていれば、それだけで充分に摂取できます。

もしバランスよく考えた食事にしても飢餓感を感じるときは、サプリメントなどで微量栄養素を補うとよいでしょう。

食べ過ぎによる影響とは?


私たちは、毎日の食事の中で食べものから栄養素を摂り、それが細胞内で活動するためのエネルギーに変換されます。

そのため、生きていくためにはエネルギーと同時に体を構成している臓器や筋肉、血管、神経などを修復し、新しい細胞に作り替えていく必要があります。

そこで必要になってくるのがタンパク質。

私たちは、タンパク質がなければ生命を維持することができないので、毎日の食事から摂取する必要があるのはもちろんですが、ここで問題となるのは、摂り過ぎてしまった場合です。

摂り過ぎてしまうと、余分なタンパク質は細胞内で使われず、ゴミとなってしまいます。

免疫力の低下

上述した通り、細胞にゴミが溜まると、細胞の活動が鈍くなってしまい、細胞に備わっている自然免疫の機能が十分に働かなくなって病気にかかりやすくなるのです。

食べすぎにより酵素を大量消費してしまうと、体の機能を維持するための酵素が少なくなってしまい、疲れやすい、疲れがとれない、といったことや、免疫力の低下にも影響します。

酵素が大量消費される

人間の腸壁が吸収できる大きさは、15ミクロンです。

それより大きなものは吸収されないまま排泄されてしまい、これが健康になるための問題になります。

なぜなら、その過程で起きる腐敗や異常発酵によって、さまざまな毒素が生まれ、その解毒に大量の酵素は消費されることになるからです。

また、食べ過ぎることで胃腸での消化・吸収に使われる酵素も大量に消費されてしまいます。

また、食べすぎにより余ってしまったタンパク質がゴミとして細胞内に溜まると、そのゴミを排出するためにも酵素が大量に使われます。

もし、病気にかかりやすい、疲れが抜けない、気力が湧かない、気持ちがすぐに落ち込んでしまう…といった心身のアンバランスな状態だとしたら、酵素が大量に消費されてしまうような食べ方をしているからなのです。

食べ過ぎの対処方法をご紹介

食事バランスを見直す

食べものを選ぶときには、「酵素」を基準に決めるようにします。

そのときのポイントは3つ。

・酵素の補給に役立つか
・酵素の働きを助けるか
・酵素を消耗しないか

ということです。

たとえば、魚であれば焼き魚よりも刺身、野菜であれば煮物よりも生のサラダ、といったように、多くの酵素を摂るためには、できるだけ「生」で食べることがお勧めです。

また、1日の食事の割合は、植物性85%、動物性15%が理想の割合です。

現代の栄養学で動物性タンパク質が推奨されるのは、体内で合成できない8種類の必須アミノ酸を含んでいるからです。

しかし、植物性食品だけでも組み合わせれば必須アミノ酸は摂ることができます。

胃腸の負担を考え、消化・吸収においてできるだけ酵素を消耗しないようにするためには、できるだけ食事は植物性にして、不足するタンパク質を魚から摂るようにすることが望ましいです。

飲酒・喫煙を避ける

飲酒・喫煙は、ともに体内に大量の活性酸素を生み出し、大量の酵素を消耗してしまいます。

なぜなら、飲酒・喫煙は肺や肝臓にダメージを与えるほか、全身の毛細血管を収縮させてしまい、水分や栄養、酸素が行き届かず、血液やリンパの流れを阻害するからです。

血液やリンパの流れが阻害されると、老廃物が排出できず体内に毒素が溜まり、それが大量の活性酸素(フリーラジカル)を生み出します。

この活性酸素(フリーラジカル)の中和には、大量の抗酸化酵素が消費されます。

つまり、食べすぎによる酵素の消費を減らすことに加え、飲酒・喫煙を避けることも、体内の酵素を不足させないために重要です。

水分ではなく水を飲む

人間の体の約60%は水分でできているため、よい水をたくさん摂ることはとても大切です。

水分が不足すると血液やリンパの流れが悪くなり、栄養が行き渡らず細胞が栄養失調になったり、細胞内に溜まった老廃物が排出されず、スムーズな新陳代謝ができなくなってしまいます。

最低でも、1日に1.5~2ℓの水を飲むようにすることがよいと言われていますが、量だけでなく飲むタイミングと水の質も大切です。

飲むタイミングとして最もよいのは、寝起きと食事の1時間前。

食事の直前直後や食事中は、消化・吸収を妨げ、就寝直前や夜中は、逆流の危険性があるので避けましょう。

また、水分補給しているつもりでも、コーヒーやお茶、アルコール、糖分を含むドリンクは、かえって脱水症状を引き起こすのでできるだけ避けましょう。

体に必要なのは「水」であって「水分」ではない、ということです。

水以外の飲み物には水に余分なものが溶け込んでいるため、そこから体が必要な水を取り出すためには余分なものを濾過しなければならなかったり、水道水は大量の活性酸素を発生させるため、酵素が消耗してしまいます。

そのため、化学物質に汚染されていない自然の湧き水や浄水器を通した水や、ミネラルバランスのよい硬水や海洋深層水といった、質のよい水を飲むことがお勧めです。

よく噛んで食べる

酵素を増やすには、食べるときに30~50回は噛むようにすることです。

どんなによい食事も、よく噛んで食べなければ、その効果は半減してしまいます。

食べものは、噛めば噛むほど胃液や胆汁ともよく混ざり合い、消化・吸収がスムーズに行われるようになるからです。

よく噛むことは、唾液の分泌を促し、酵素と食べものをよく混ぜ合わすことにもつながります。

お粥は消化によいと思っている人は多いですが、実は、お粥は噛む回数が減るので混ざる酵素の量が少なく、結果的には消化・吸収が悪くなってしまうのです。

よく噛むことで、唾液から分泌される酵素の量は増えますが、胃腸で消化・吸収に使われる酵素の量は少なくてすみます。

さらに、腸で毒素が発生することも防ぐことができます。

つまり、よく噛むと食べものの消化・吸収、解毒に必要な酵素の量を節約でき、体の恒常性を維持するために使える酵素が増え、抵抗力や免疫力がアップするのです。

まとめ


体によい食事には、いくつかのポイントがあります。

まず、健康に育った食べものをできるだけ新鮮なうちに食べること。

そしてもう1つは、動物食を控え、穀物中心の植物食を心がけることです。

よく噛んで小食を心がけることは、健康になるための食事においてとても大事な要素の1つなのです。

【出典】
新谷弘美(2005)「病気にならない生き方」サンマーク出版
新谷弘実(2009)「免疫力を高める生き方」マガジンハウス
新谷弘実(2008)「図解 病気にならない生き方」サンマーク出版

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