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2021.09.01 公開 | 2021.09.02 更新

アンチエイジングについて

アンチエイジングについて
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まずアンチエイジングとは


アンチエイジングとは、いつまでも若々しい体や心を維持するように取り組むことです。

アンチエイジングとは、不老不死や若返りを目指すものではありません。

人生において、健康寿命を延ばし、生涯にわたって老いと上手に付き合っていくことで人生の質を高めるものです。

老化の速度をできるだけ遅らせ、病気を防ぎ、介護のない生活を送り、社会生活においても自分がいきいきとできる居場所を持つことで、QOL(Quality of life:生活の質)が高まります。

健康も見た目も、いつまでも美しく健やかでいるために、老いと上手く付き合っていくことです。

抗老化のこと

「アンチ」とは、「抗う、反対する」という意味です。

アンチエイジングとは、抗加齢のことですが、実際には年齢には逆らえないので、抗老化のことをいいます。

歳をとることは自然なことですが、その過程で起こってくる老化を遅らせることがアンチエイジングです。

若返りを目指すのではなく、加齢とともに落ちてくる体の機能低下をできるだけゆっくりにすることが目的です。

加齢により酵素は減少する


新谷弘実医学博士曰く、私たちの健康の鍵を左右するのは、体内酵素の量です。

酵素とは、化学的には「生物の細胞内で作られるタンパク質性の触媒の総称」となります。

簡単にいうと、生物が生きるために行うあらゆる行為を可能にしているものです。

しかし、この体内酵素は、加齢とともに減少していきます。

酵素を減少させる原因は、加齢だけではありません。

お酒やタバコの常用、食品添加物の多い食事、暴食、ストレス、医薬品の使用などは酵素を大量に消費してしまいます。

さらに、紫外線やレントゲン、電磁波などを浴びたときにできるフリーラジカルの解毒にも、酵素はたくさん消耗されます。

人間の体内で作られる酵素量は一生涯で決まっていると言われています。

体内酵素を消耗しないように生活することが、アンチエイジングや健康で長生きの鍵になるのです。

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酵素の量と活性具合が健康状態に影響する

生命があるところには、必ず酵素が存在しています。

例えば、種から新芽が出て、それが葉に成長し、幹に育っていく過程にも酵素が存在しています。

私たち、人間の生命活動も、多くの酵素によって支えられています。

消化や吸収はもちろん、細胞が新しいものと入れ替わる新陳代謝も、体の中に入った毒素などを分解して解毒するのも酵素の働きです。

そのため、酵素の量と活性具合が健康状態に大きく影響します。

酵素がうまく働いていれば、体内に吸収された栄養素を基に、骨や筋肉、歯、爪、肌、髪、各器官の細胞などを再生・修復し、常に新しい状態に保つことができます。

酵素を補う食事をし、体内酵素を浪費しない生活を身に付けることが、いつまでも若々しく、健康で要られる鍵なのです。

酵素の量を増やすための方法

酵素の量を増やすために、一番良い方法は、生の野菜や果物・発酵食品をたくさん摂ることです。

人間の体内で働いている酵素は、5000種類以上あると言われていますが、その全てが体内で作られるわけではありません。

酵素は、体内で作られるものと、食品として体外から摂るものに分けられます。

そして、体内で作られる酵素も、腸内細菌が作り出しているものが3000種類程度だと考えられます。

よい胃相・腸相の人たちに共通していることは、フレッシュな食品を多く摂っているということです。

それは、単に外部から酵素を取り入れるだけではなく、酵素を作り出してくれている腸内細菌が活発に働けるように、よい腸内環境を整えることにも役立ちます。

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アンチエイジングには水を飲むのがおすすめ


水は腎臓をきれいにしてくれて、若さや美しさを保つにも欠かせません。

しかし、歳を取るにつれて、体内の水分は欠乏してきます。

その欠乏した水分を補うためにも、アンチエイジングには水を飲むのが効果的です。

しかし、歳をとるにつれて、水を飲む量も少なくなっていると思われます。

年齢を重ねるごとに、食べ物を摂取する量も減り、栄養物の吸収も悪くなり、老化現象が起こっていきます。

結局、多くの人の場合、慢性的な水の摂取不足があるのです。

体のみずみずしさを保つには、ただ喉がかわいたから水を飲むだけでは足りません。

良い水を、毎日2~3ℓ体に与えることで、シワなどの老化現象を防ぎ、若々しさ、みずみずしさを保つ秘訣です。

水分を摂ればとるほど、排泄量は増え、新陳代謝が活発になります。

体の脂肪分の代謝もスムーズに行われ、肥満体質も改善され、美容にもよいのです。

水分ではなく、水を飲む

糖質が分解されると、炭酸ガスと水になります。

そのため、水を飲まなくても、食べ物を摂っていれば体内で水はできます。

食べ物に含まれている水分は、だいたい500ml~700mlです。

このように、食べ物からも水分を摂取できますが、口から摂る新鮮な水の効果は大きなものです。

飲んだ水は15〜20分で皮膚組織に届きます。

肌がしっとりするのは、脂や脂肪のおかげではなく飲んだ水のおかげです。

飲まれた水は、およそ20分で細胞全体にまで達し、人間の体を構成している細胞も内外は新しい水で満たされます。

そこで新しいエネルギーが生まれ、老廃物が排泄されるのです。

水のスムーズな循環があってこそ、私たちの健康が維持されています。

水を飲むときは、急いでぐいぐい飲むのは良くありません。なるべく温かい水を飲むようにしましょう。

どうしても冷たい水を飲む場合は、ゆっくりと心静かに飲むように心がけて下さい。

そうすることで、脳神経の興奮を抑えたりストレス解消にもつながります。

日本人は、よくお茶をゆっくり飲むのを好みますが、水も心静かに飲む習慣をつけるのが良いでしょう。

それは、ストレスの解消をするだけでなく、体のなかで老化や病気の原因となるフリーラジカルの発生を抑制し、健康を維持することになるのです。

まとめ


きれいな水を飲むことで、新陳代謝は活発になります。

水は、血液の循環を良くしたり、腸内の流れを良くして胃腸の作用を改善する作用があります。

また、老廃物や毒素をすみやかに排除して解毒する作用もあります。

このような働きをよりよくするためにも、新しくきれいな水をたくさんの飲むことは、健康にも美容にも良いのです。

また、酵素の働きやその力を忘れてはいけません。

老いや病気を防ぐためには加齢とともに減少していく酵素の量をどのように抑制するのか、いかに消耗を少なく温存するかが、健康や美しさの大切なポイントとなることを覚えておきましょう。

【出典】
新谷弘美(2008)「胃腸は語る」弘文堂
新谷弘美(2005)「病気にならない生き方」サンマーク出版

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